[b] 俺の妹がこんなに可愛いわけがない
[俺の妹がこんなに可愛いわけがない] / 伏見つかさ / ★5+★ (いつかまた読むかも)

俺の妹・高坂桐乃は、茶髪にピアスのいわゆるイマドキの女子中学生で、身内の俺が言うのもなんだが、かなりの美人ときたもんだ。けれど、コイツは兄の俺を平気で見下してくるし、俺もそんな態度が気にくわないので、ここ数年まともに口なんか交わしちゃいない。よく男友達からは羨ましがられるが、キレイな妹がいても、いいことなんて一つもないと声を大にして言いたいね(少なくとも俺にとっては)!だが俺はある日、妹の秘密に関わる超特大の地雷を踏んでしまう。まさかあの妹から“人生相談”をされる羽目になるとは―。

いろんなとこで話題になってたっぽいので読んでみた! ネタバレを厭わずに言うと、この妹が実はオタだったという話でした。それも妹オタ。妹が妹オタ…なんだかメタの匂いがほのかに香るけどおいといて。オタを隠してるオタを扱った話で一番ぐさっときそうなのは友人バレだと思うんですけど、それがなかったってことは次巻以降で扱うのかな。あと、主人公の喋りがキョンをさらに強化した感じでくどいのと、ツンデレ…なのか、主人公。
オタ妹を愛でるというメタ構造なんだけど、実際問題オタの何がすごいって、「俺たちキメェよなフヒヒサーセン」ってのをわかったうえで、「でも、もし俺たちが幼女だったら?」「きもくない!萌える!ふしぎ!!!」っていう風にセルフ萌えできてしまうというところだと思うのですよ。いや、単純に幼女が萌えるだけって言われればそれだけなのだけど、このエントリーごと。
[2009.03.17 14:27] | [b]ook |  TOP↑
[b] 秋期限定栗きんとん事件
[秋期限定栗きんとん事件] / 米澤穂信 / ★5+★★★ (何度も読み返したいかも)

あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。―それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい…シリーズ第三弾。

待たされました。とっても。
夏期限定を読んで「えぇぇぇ」って思った人はぜひ読むべき。読んだ人なら帯の「小鳩君に、彼女ができました」の時点で「えぇぇぇ」だと思うのです。そうでない人はここから読んでも全く意味がないです。スルーか、最初から読むの推奨。ミスリードのさせ方も素敵。推理小説でよくあるような作者が読者に単純に間違いを誘発させようとしているってのではなくて、ちゃんと物語に絡んでくるの。そして、改ページしての小佐内さんの最後の一言も素敵。
[2009.03.17 14:35] | [b]ook |  TOP↑
[b] 鴨川ホルモー
[鴨川ホルモー] / 万城目学 / ★5+★★★ (何度も読み返したいかも)

このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり。

京都大学に行けばよかったーーーって叫びたくなる。夜は短し恋せよ乙女しかり、なんで京都を舞台にした小説ってこんなに魅力的なんだろうね? 俺にしては珍しく、途中までかわいそうな主人公に感情移入してました。ちゃんとハッピーエンドなんだけどね。最後の戦いの決着のつき方がすごく好きです。絶対に勝たないといけなくて、でも勝つんじゃないんです。上手だなぁ。あと、とっても、長門だなぁ。
[2009.03.17 14:40] | [b]ook |  TOP↑
[b] 犬はどこだ
[犬はどこだ] / 米澤穂信 / ★5+★★ (また読む予感)

開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。

個人的には、古文書の解読なんてテーマは男女入り混じった中高生がグループワークとして学ぶものだという偏見を持っていますけど、それはどうでもいいや。ネットからデビューしたという氏らしい題材が使われています。作中に見える被害者のイメージが少しずつブレてくるのが怖くて好きです。読後感のよろしくなさも好きなの。
[2009.04.12 12:48] | [b]ook |  TOP↑
[b] 好き好き大好き超愛してる。
[好き好き大好き超愛してる。 ] / 舞城王太郎 / ★5+★★ (また読む予感)

愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。「恋愛」と「小説」をめぐる恋愛小説。

恋愛と「小説」をめぐる恋愛小説とあるように、ものっそいメタメタしてるらしいです。同じ階層に作品と作中劇が並列に存在してるよな感じ。短編集とはちょっと違うか。どの話も喪失の話で、喪失なくては恋愛は語れないとまるで登場人物が言っているよう。文体とかは例によってアレな感じで、超愛してる。
[2009.04.12 12:59] | [b]ook |  TOP↑
[b] 1/2の騎士
[1/2の騎士 harujion] / 初野晴 / ★5+★★★ (何度も読み返したいかも)

母を亡くし、心に傷を抱える女子高生・マドカが恋に落ちた相手―それは最強の騎士『サファイア』。ふたりの出会いは、忍び寄る狂気―社会の片隅でひっそりと息づく異常犯罪者たちから大切な人、そして愛する街を守るための戦いのはじまりだった。大人への道程にいる、いまだ“不完全”な彼女たちを待ち受ける、過酷な運命とは…。透明感ある文章で紡ぎ出すファンタジックミステリー。

盲導犬を飼い主の目の前で殺すひと、女性の部屋に侵入して狡猾な罠をしかけるひと、無差別に毒を撒布するひと、特定の善意を食い物にするひと(あいまいすぎて伝えられないのが残念)、むなくそのよろしくない異常犯罪者が集まってそれをなんとか撃退していく一年間のおはなし。ヒロインを守るために別の何かを犠牲にする騎士も甲斐甲斐しいし、秋から冬に掛けて弱っていく騎士を見ているヒロインも見てて切ないです。結末は、似たようなのを知ってはいたけど完全に予想してなくて鳥肌が立ちました。読後感ちょー爽やか。あと、タイトルからファンタジーだと思って後回しにしてたのだけど、ぜんぜんそんなことなかったのも付け加えておきます。
[2009.04.12 13:19] | [b]ook |  TOP↑
[b] よもつひらさか
[よもつひらさか] / 今邑彩 / ★5+★★ (また読む予感)

現世から冥界へ下っていく道を、古事記では“黄泉比良坂”と呼ぶ―。なだらかな坂を行く私に、登山姿の青年が声をかけてきた。ちょうど立ちくらみをおぼえた私は、青年の差し出すなまぬるい水を飲み干し…。一人でこの坂を歩いていると、死者に会うことがあるという不気味な言い伝えを描く表題作ほか、戦慄と恐怖の異世界を繊細に紡ぎ出す全12篇のホラー短編集。

結局いちばん怖いのは、人間だよね。短編集なんだけどさくっと読める話がほとんどなくて、ぜんぶどんでん返しが重々しい。人の狂気だったり、すれ違いだったり、理不尽な結末だったり、もうどうにもならない話だったり、いろいろと。
[2009.04.12 13:25] | [b]ook |  TOP↑
[b] エバーグリーン
[エバーグリーン] / 豊島ミホ / ★5+★ (いつかまた読むかも)

漫画家になる夢をもつアヤコと、ミュージシャンを目指すシン。別々の高校に進学することになったふたりは、中学校の卒業式で、10年後にお互いの夢を叶えて会おうと約束をする。そして10年。再会の日が近づく。そのとき、夢と現実を抱えて暮らすふたりの心に浮かぶものは…。単行本刊行時、大反響を呼んだ青春小説の傑作がついに文庫化。恋と夢と現実のはざまで揺れ動くあなたに贈る物語。

男の子と女の子がとっても非対称。男の子が夢をあきらめてて、女の子は夢を叶えてるのだけど、中学校とかすごい青いグリーンな頃に適当に嘯いてた夢が相手に影響を与えてしまって責任が生じてしまうってのはなかなかに悪夢だと思った。
[2009.04.12 13:40] | [b]ook |  TOP↑
[b] ぼくのメジャースプーン
[ぼくのメジャースプーン] / 辻村深月 / ★5+★★ (また読む予感)

ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。

いきなり余談だけど、飼育小屋の兎が殺されるとか、野良猫や野良犬の死骸が散見されるとか、不穏な世界観を表すガジェットに使われることが多いよね。本作は、小学生の男の子が飼育小屋の兎を殺した犯人と条件付命令文攻撃を武器に戦うってお話です。その攻撃が「Aせよ、さもないとBすることになる」っていう文法なんだけど、言い換えれば「AかBかマシな方を選んで実行せよ」になる気がするのはきっと気のせいです。あと、子どもたちは夜に遊ぶ、とかの登場人物がちらっと見えたりするのはちょこっとうれしい。
[2009.07.04 22:12] | [b]ook |  TOP↑
[b] 退出ゲーム
[退出ゲーム] / 初野晴 / ★5+★★★ (何度も読み返したいかも)

穂村チカ、高校一年生、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。上条ハルタ、チカの幼なじみで同じく吹奏楽部のホルン奏者、完璧な外見と明晰な頭脳の持ち主。音楽教師・草壁信二郎先生の指導のもと、廃部の危機を回避すべく日々練習に励むチカとハルタだったが、変わり者の先輩や同級生のせいで、校内の難事件に次々と遭遇するはめに―。化学部から盗まれた劇薬の行方を追う「結晶泥棒」、六面全部が白いルービックキューブの謎に迫る「クロスキューブ」、演劇部と吹奏学部の即興劇対決「退出ゲーム」など、高校生ならではの謎と解決が冴える、爽やかな青春ミステリの決定版。

弱小吹奏楽部に入った主人公たちが吹奏楽の甲子園と揶揄される普門館を目指すために、部員を集めるという青春物語。で、部員を集めるには青春ミステリーを解かなければいけない、と。この青春ミステリーがひとつひとつまー俺の琴線にぶっささってドキドキする。前に読んだ1/2の騎士でもそうだけど、主人公の男の子と女の子は一緒に行動してるのに、恋仲になれない(ならない、じゃない)のもいい味を出してて困る。部員を集めるとか、もうほんとパワポケにしか思えなくて、もうだいすき。
[2009.07.04 22:30] | [b]ook |  TOP↑
[b] トワイライト・ミュージアム
[トワイライト・ミュージアム] / 初野晴 / ★5+★★ (また読む予感)

天涯孤独な少年・勇介は、急逝した大伯父・如月教授が遺してくれた博物館で秘密裏に行われているあるプロジェクトの存在を知る。それは―脳死患者と時間旅行を研究する極秘実験。過去を彷徨う魂を救うため、勇介は学芸員・枇杷とともに、過酷な時の旅へと出発する!注目の著者が放つ新感覚タイムトラベル・ミステリ。

いかさま魔女裁判! DSのどきどき魔女神判がずっと前から気になってるんだけど、買う勇気がでなくて結局買ってません。この人らしいなーって思うのは、手品のタネを見抜いて終わり!完結!ハッピーエンド!とは絶対なりそうにないとこ。結局重い。重いわぁ。
[2009.07.04 22:33] | [b]ook |  TOP↑
[b] ともだち刑
[ともだち刑] / 雨宮処凛 / ★5+★ (いつかまた読むかも)

中学のバレー部に、顧問教師の勧誘で入部してきた「あなた」に私は憧れ、一緒に帰宅できるともだちになれたことが嬉しかった。が、注目を浴びるほどにミスばかりを繰り返す私は、「笑ってんじゃねえよ!」というあなたの言葉に凍りつく。痛みという実体を伴った怒りの向かう先を凝視する、渾身の長編小説。

女の子同士のいじめの話、ともだち刑ってタイトルがなんかすごいよね。いじめられた子はいじめた子に対して憎しみと怒りがあるんだけど、同時に劣情も催しているっていうドロドロして歪んだ感じが(リアルかどうかは知らないけど)女の子のいじめっぽくていい意味も含めて気持ち悪い。全然関係ないけど、個人的には高校生以下の女の子が女の子に恋するのは割と普通なんじゃないのかなと思ってて、というのも俺が中学のときに美人に分類される子たちが抱きつきあったり頬にキスしあったりしてるのをこの目で見たんだ。
[2009.07.04 22:38] | [b]ook |  TOP↑
[b] ブレイクスルー・トライアル
[ブレイクスルー・トライアル] / 伊園旬 / ★5+0 (一度読めば十分かも)

技術の粋をつくしたIT研究所に侵入し、ミッションをクリアすれば1億円が手に入る一大イベントが開催されることになった。元IT企業の社員チームや、ひょんなことから紛れ込んだダイヤモンド強盗犯グループなどが参加を表明。生体認証や警備ロボットをはじめ、数多のセキュリティが設置された難攻不落の要塞を攻略するのはどのチームなのか。第5回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。

このミス大賞か何かだったかな。よくわからない不思議でセキュリティだけは恐ろしいほど厳しい建物に侵入するイベントに参加することになった主人公たちが頑張るという話。でもあんまり印象に残ってないの!
[2009.07.04 22:42] | [b]ook |  TOP↑
[b] ありふれた風景画
[ありふれた風景画] / あさのあつこ / ★5+★★ (また読む予感)

地方都市にある高校で、ウリをやっているという噂のために絡まれていた琉璃を、偶然助けた上級生の周子。彼女もまた特殊な能力を持っているという噂により、周囲から浮いた存在だった。親、姉妹、異性…気高くもあり、脆くもあり、不器用でまっすぐに生きる十代の出会いと別れを瑞々しく描いた傑作青春小説。

あさのあつこの本では、ガールズブルーが今のところ一番いいと思ってるんだけど、本作もそれに似た系譜。ちょっとスレてる女の子の好意っていうのがむず痒くてあー、いいなーって思う。恋人になりたいっていう好き好きオーラを出してるわけでもなく、かといってただの友達としての好意とも違う、なんかむず痒くて心地よいの。まー、百合なんですけど。ゆりゆり。
[2009.07.04 22:48] | [b]ook |  TOP↑
[b] インシテミル
[インシテミル] 米澤穂信 / ★5+★★★ (何度も読み返したいかも)

バイト雑誌を立ち読みしていたビンボー大学生・結城は、ひとりの少女から声をかけられて……。この夏、鮮烈なミステリーがはじまる

なんか1回目に読んだときは面白いってそんなに思わなくって後になってびっくりした。多分疲れてたんだと思う。米澤穂信がクローズドサークルを書いたらこうなりましたよーって話。ひとりにひとつずつ渡される武器と説明書、どう考えても数の合わない凶器の数、常識人に見えて気持ち悪い思考の持ち主たち、そして著者がきっと電卓を使って計算したであろう報酬とそれに伴う結末。主人公の身の回りも含めて物語は割と派手に動くので、エンタメとしてもおすすめです。
[2009.07.04 22:51] | [b]ook |  TOP↑
[b] ミミズクと夜の王
[ミミズクと夜の王] / 紅玉いづき / ★5+★ (いつかまた読むかも)

魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖、自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。願いはたった、一つだけ。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。全ての始まりは、美しい月夜だった。―それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。第13回電撃小説大賞「大賞」受賞作、登場。

とにかく、綺麗な話だなーと思った。最終的にみんな幸せになれる、善い奴も悪い奴も。たまにはこういう話を読まないとやっていけないよね。
[2009.07.04 22:54] | [b]ook |  TOP↑
[b] カンニング少女
[カンニング少女] / 黒田研二 / ★5+0 (一度読めば十分かも)

都立K高校三年四組、天童玲美。入試を四ヵ月後に控えた十月、彼女はなんとしてでも最難関私大・馳田学院に合格しなければならなくなった。不慮の事故で亡くなった姉、芙美子の死の真相を探るためだ。玲美が頼ったのは、クラスメイトで成績トップの超優等生、愛香。そこに陸上インターハイ選手の杜夫と、機械オタクの隼人を加えた三人が、彼女の参謀となった。決して成績はよくない玲美。彼らが出した結論は、カンニングによる入試突破だった。ひとりの少女が、前代未聞の闘いに挑もうとしていた。教師に、学校に、そして心の中の何かに、いま玲美は宣戦布告する―。青春ミステリー。

姉の不可解な死の謎を解くために頑張る妹の話なのだけど、不可解な死の謎っていうのが、そもそもそんなに魅力的じゃなかったっていう、なんだか残念。
[2009.07.04 22:57] | [b]ook |  TOP↑
[b] 七夕ペンタゴンは恋にむかない
[七夕ペンタゴンは恋にむかない] / 壱月龍一 / ★5+★★ (また読む予感)

「7年に一度の“晴れ七夕”の日に、神様と交わした約束を守れば願い事が叶う」そんなおとぎ話のような伝承が残る星無町で、同じ7月7日に生まれ、共に育ち、七夕の日に神様の前で永遠の友情を誓った、湊、橙、伊緒、あかり、鈴。5人の“特別な関係”はしかし、突然のあかりの転校によって崩れてしまう。それから2年後の初夏。星無町に戻ってきたあかりは悲壮な決意を抱えていた。その告白から変わりゆく5人の関係―。「…昔みたいな友達には、もう戻れないの?」片想いのペンタゴンから生まれた、ひと夏のキセキ。

幼なじみの5人組、ちょっと離れたりまた再会したり、誰かが誰かに恋したりでいつまでも子どものままじゃいられないっていう典型的なジュヴナイルなのだけど、そういうの好きなんだよ!
[2009.07.04 23:01] | [b]ook |  TOP↑
[b] サウスポー・キラー
[サウスポー・キラー] / 水原秀策 / ★5+0 (一度読めば十分かも)

人気球団オリオールズの投手・沢村。ある日、沢村の「暴力団との癒着」と「八百長試合」を指摘した告発文書が球団とマスコミに送りつけられ、身に覚えがないにもかかわらず、沢村は自宅謹慎処分を受けてしまう。自身の潔白を証明するため、告発文書の調査を開始する沢村。やがて彼がたどり着いたのは周到に計画された恐ろしい陰謀だった!第3回『このミス』大賞を受賞した正統派ハードボイルド。

左利きの投手ばかりが脅迫されて辞めていく事件に巻き込まれた主人公が頑張る話。どうでもいいけど、この主人公ってHUNTER×HUNTERの爆弾魔っぽい顔してそうだと思った。どうでもよくてごめん。
[2009.07.04 23:03] | [b]ook |  TOP↑
[b] 片眼の猿
[片眼の猿] / 道尾秀介 / ★5+★★ (また読む予感)

俺は私立探偵。ちょっとした特技のため、この業界では有名人だ。その秘密は追々分かってくるだろうが、「音」に関することだ、とだけ言っておこう。今はある産業スパイについての仕事をしている。地味だが報酬が破格なのだ。楽勝な仕事だったはずが―。気付けば俺は、とんでもない現場を「目撃」してしまっていた。

犬が鼻が利くのは、犬の顔の半分が鼻だから。異様に耳が良い私立探偵の主人公が異様に眼が良いヒロインと出会い事件を解決する話なんだけど、この叙述トリックがにくい、にくい。
[2009.07.04 23:07] | [b]ook |  TOP↑
[b] 隣の家の少女
[隣の家の少女] / ジャック・ケッチャム / ★5+★★ (また読む予感)

1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越して来た美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。メグと妹のスーザンは両親を交通事故で亡くし、隣のルース・チャンドラーに引き取られて来たのだった。隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、ルースが姉妹を折檻している場面に出会いショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。ルースの虐待は日に日にひどくなり、やがてメグは地下室に監禁されさらに残酷な暴行を―。キングが絶賛する伝説の名作。

これは読むのキツイ、ページをめくるのが怖い、でも止まらないのだけどね。何度も読む気力はないので★7って書いてる(そういう基準だもの)けど、普通に10段階評価なら★8をつけてますきっと。
虐待部分以外で怖かったのは、ルースおばさんの狂っていく様子かな。きっとメグがおばさんのコンプレックスを刺激してしまったわけだけど、天空の城ラピュタで「40秒で支度しな!」とか言ってそうなタイプの気のいいおばさんがこんなにおかしくなるとか、すごい印象深い。怖い。

俺が女性だったらもしかしたらまた違うのかもしれないけど、虐待憚においては男の子に対する虐待よりも女の子に対する虐待の方が気持ち悪くて印象に深く残ると感じる。男の子相手なら肉体的苦痛と精神的苦痛のふたつとそれに対してどれだけ屈しているかの二次元的(しかも相関が高いことが多い)な状態しか取り得らないのに対して、女の子相手ならさらに性的苦痛があってこの三つ目の苦痛の厄介なところは他のふたつと相関しなくてもいい≒開始時期をズラすことが可能という性質であって、読者に複数回アアァァって思わせれるわけで、題材にしやすさに明確な差があるよねえ。
あとは年齢が高いよりも低いほうが無力感が強まって、脱出失敗時とかに読者がアアァァウウウゥって思う度合いが強まるのは、みなさん予想するとおり。
[2009.08.25 21:50] | [b]ook |  TOP↑
プロフィール
  • 書いてる人:テ
  • モラトリアム6年生。
    アジアの青いアレ所属。
    睡眠欲の権化です。
セカ徒歩
  • 更新頻度だけがアイデンティティのブログです。ログ流れはやいよ。
書籍の評価
  • ★5 一度読めば十分
  • ★6 いつか読むかも
  • ★7 また読む予感
  • ★8 何度も読み返したい
  • ★9 推薦したい
  • ★10 神本
★5+★★★★
 ―
★5+★★★